ホームライフサポーターの望月です。入社８年目です。私には10年来大変お世話になっている

女性のヘアースタイリストさんがいます。出会いは10年前で、あるヘアーサロンの担当スタイリストさんでしたが5年前に独立して現在はスタッフ5名のお店の店長さんであり経営者さんです。いつも忙しい繁盛店です。私にとっては彼女の技術とセンスの良さが第一の魅力で、それに加えて人柄の良さが10年お世話になっている理由です。

　先日、いつものように予約をしてお店に行ったのですが年末でもあり大変混んでいました。彼女が私の仕上げを残して「ちょっと すみません」と離れて他のお客さんからの相談の対応に行ったのですが、かなり時間がかかっていたようなので私はアシスタントの方に仕上げをお願いしていつものように会計をすませお店を後にしました。彼女もスタッフの皆さんと一緒に見送ってくれました。
　それから２～３週間経って朝の通勤でお店の前を通った際に偶然お店の中にいる彼女(店長)と目が合いました。彼女はその瞬間、お店のドアを開けて外に飛び出して私のところに駆け寄り、「この間は大変失礼をして本当にすみませんでした。ごめんなさい」と言ってくれました。私も「私こそ不機嫌そうに帰ったように見えたのではとずっと気に掛かっていてお詫びしたいと思っていたんです」と笑顔で返すことが出来ました。胸のつかえが取れました。

　大げさかもしれませんが、この時私は彼女の生涯顧客になったのだと思います。このことがなくても私は普通にお店に行くと思いますが、この少し面倒で勇気の要る誠実な行動がお客さんの記憶にとどまり、絆をつくるのではないかと思います。私の仕事でも日頃の心のこもったサービスの提供は勿論のこと、失敗やトラブル発生時にも迅速で誠意ある対応が大切なんだと思っています。自分に出来る限りの誠意を尽くして人に接したいと思います。